店長日記
5ヶ月かぁ
2011年08月11日
震災から5ヶ月
ニュースで流れていた
実にみみっちい、女々しい奴だと思うだろうが
あの時私も「死」を思った
今でも、心の中に「ふっ」と力の入らない部分を
作っている気がする
私はアウトレットモールで帰省した娘と買い物中だった
崩れ落ちる天井やガラス、ディスプレイ
その中を逃げた時、
「まるで映画のようだ」と思う自分がいた
これでもか、これでもかと揺れ続け
昼なのに暗く、大気全体が唸りをあげているようだった
屈強な若者さえも立つことが出来ず
揺れに押されるように、私達は一塊になった
娘たちは悲鳴を上げ、泣き
強く抱き合った
震えるままに帰る道は
信号が消え、サイレンと警報が鳴り
道路は大きな段差ができ、波打っていた
この時、私は大変な目にあったと思っていた
しかし、大きな余震が続き恐ろしさに車で過ごし
寒さで夜中にエンジンをかけ
燃え広がる気仙沼の様子をナビで見た時に
「とんでもないない事態」を始めて知った
津波の被害を知るまでにはもっと時間がかかった
私の恐怖など いかほどのものか
それでも私がへこんでいると
「一人で被災者面スンナ」と某は言った
自分は住まいが大規模半壊なくせに
弱いところを見せるのも、後ろを振り返るのもいやな
神をも恐れぬ超ポジ思考
俺は元気だ、平気だぞ!と歩いていく
私はともすれば、へこみ、嘆く ネガな奴
震災から5ヶ月
早かったのか、やっとなのかはわからない
ただ、紅蜂は元気だ、へっちゃらだと
引っ張ってきたのは 某だね