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某の気まぐれ日記によれば

明日からのタイ観光、いやタイ出張
アユタヤで日に焼けたり
アロワナの養殖場を見学したりするらしい

ただただ　羨ましい・・・・

お土産は

免税店で　正規のブランドバッグ
それとも
アロワナの金龍か・・・

もう　ドライフルーツはいりません
民族衣装も不要です
わたしゃカネメのモノがいい

あなたが　アユタヤの空の下
ココナツミルクを片手に　ビーチで日焼け
可愛いお姉ちゃんの水着姿を眺めて
鼻の下を長～～くしている　その時も

パクチーが苦手と言いながら
テーブル一杯の　料理をつまむ　その時も

遠い日本の空の下　ハウスの穴倉で
朝から晩まで　エビを掬う　哀れな従業員がいる事を
心のどこかに　覚えておいて～～～

私だって
アロワナ養殖場でアロワナを選んで
水上マーケットであれこれ買って
涅槃物を触ったり
パクチーだってムシャムシャ食べてやる

行った話、食べた話、見た話
聞いてるだけじゃァつまらない

行きたいよね！

｢爺さん、人間ってやつは
　ずいぶんと　煩悩があるもんだなぁ」とエビワンが言った

「そうさのう、哀れと言えば哀れじゃが
　煩悩がまた　奴らを動かす源ともなっておるのじゃ」

ヒゲの長老はちらっと　哀れむようなまなざしで
私を見たが
またいつものように　ツマツマを繰返した

そうだ　紅蜂には　やりたい放題の大王蜂「某｣と
それに仕え　ただひたすら　ツマツマする
働き蜂「店長」がいるのであった・・・


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