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オークションで購入された方から

日記を書いているのは　
本の写真の、某と一緒に写っている若い方の女性ですかと
聞かれた

女性かと聞かれれば　まぁYES
若い？は　ナンテお応えしたものか・・・
とりあえず　｢気の若い方です」とでも
言っておこうか

うちには鏡もアルし
体重計もある
自分を知っているつもりでも
自分の中味と　外見が合っているかと言われれば
ふ～～む？

人の精神と言うものは
なかなか実年齢に追いつかないものなのか
なんて　考えたりもして

反対に考えれば
自分の「老い」に気づかないって事かもしれない

短いメールのやり取りのその後で
なんか　自分の姿を鏡に映して見るような
ちょっと寂しい気持ちにもなった

人は　いつまでも若く、美しく　有りたいもんなんだね

｢煩悩じゃなぁ。」
向かいの水槽でツマツマしていた　エビの爺さんが
哀れむように私を見た

「そうさなぁ、
えびも　人も、中味で慕われるような
そんな生き方をしなくてはのう・・・」

うん、爺さん
私だって、わかっているけど
なかなか、そうはいかないもんなんだってば。

爺さんとそんな話をしていると
｢店長、独り言を言っている暇があったら
　店長日記を更新しろよ。」と　天の声を頂戴した

ソクラテスも　某の前には　消えていく