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工場長の口癖は、「オバサンはもう嫌だ！」。
好きでオバサンになった訳でもなく、そう言う自分だって立派な「オジサン」だろう、と言うもの。私だって「オジサンはもう嫌だ！」。
おばさんだけに人生の澱があるわけでなく、おじさんにだって充分な澱みがある。
だからお互い様だよ。
ましておばさんは嫌がるものでなく、いたわるモノだよ＾＾

ところで昨日は、ＬＳＳのT君とバイト水槽係のO君、ともに20代、ともに美形。
この二人の気が合ったようで、楽しそうに話しながら作業を進めていた。
いいなぁ～～、やっぱりいいなぁ～～
こんな光景、紅蜂の歴史始まって以来のことで、実に新鮮だった。
私は遠くからこのすがすがしい光景の恩恵に浸った。

若さの持つ美しさは、かなりのことをカバーできると思う。
カバーできない私には、全てのハードルが高くなる。
とてもそのハードルをクリアできるとは思えないので、
徐々に新鮮な風を入れていかなければいけないのだろう。

二人の様子をほほえましく眺めながら、
午前中、私は4本の90㎝水槽を立ち上げた。
慣れとは恐ろしいもので、4本なんてあっという間に思える。
あとは旧ハウスからの水槽をリセットするだけ。