店長日記
泣かせる女
2010年12月14日
昨日のヤフオク出品
我ながらいい個体だと思う
(別に私が産んだわけではないが)
出品作業が終わり、画面を眺め
「綺麗だぁ~~、惚れ惚れするねぇ」なんて騒いでたら
「どれ」と工場長が腰を上げる
画面を覗き込んで・・・ちょっと間が空く。
泣いているのがわかる(心の中で)
「これ、完璧な奴じゃないか。もうちょっと大きくなったらシワシワの・・・」
シワシワとは、決して私のような皺ではない
殻がものすごく厚い個体は、大きくなると尻尾から2,3枚目あたりの
殻に皺のような溝が見えるものがある
彼は このシワシワが個体大好きで、宝物のように思っている
この個体をどこから掬ってきたのかは聞かないでくれ
「なんで、こんなの出品するんだよ~~」
「だって、平成22年に感謝!ぶっちぎり超極上シリーズⅠだよ!
ぶっちぎりって言うからには、そこいらにざらにいるような奴じゃ
お話にならないでしょ!」
「・・・」
勝手に「ぶっちぎり」と銘打って出品する、私のへ理屈に 彼は泣く
しかし彼はまだ気付いていない、さらなる悲しみが彼を待っていることを・・・
Ⅰと名付けているからには、ⅡもⅢもあるかもしれない訳で・・・
このペースで行くとあと年内に何回出品できるかわからないが
一出品、全力入魂!
比べようの無い個体をお見せするつもりの私
泣かせてごめんね!