店長日記

追憶2

2013年10月02日

この小さな水槽は
30ハイタイプと呼ばれ

この巨大な水槽群の中では
ひときわ奥まった所にあり

ここに集められた者たちは
一人ずつ 写真を撮られ
そして 行くべきところに 届けられる

そこに 私は今いる

私が生まれたのは
今から10ヶ月ほど前

兄弟の仲で 
一番早く母の腹から離れた
このため私は 兄と呼ばれ
二十名ほどの兄弟から 慕われた

生まれた時は2㎜あるかないかの
透明な体で
おそらく ソイルに埋もれたような私たちの姿は
人間には わからないかもしれない

丸まった体を伸ばし
初めてソイルにたった時は
この世界の広さに 驚き
眩しさに 目をしばたいた

母のそばで ほかの兄弟がかえるのを
じっと 待った

それは とても長い時間で
母は 流木の陰で じっと耐えているようだった



昨日はまるしょうさんと、 STYLEの社長が
我が家にアロ水槽を設置しに来てくれた

未だ ろ材も、ヒーターも 入れていないので
アロを連れて来るのは 先になりそうだが
一つ前に進んだようで
ちょっと嬉しい

STYLEさんは 
海水水槽をオーダーで提供したり
そのメンテナンスを 主にされている

普段、関東のお金持ちのお家を回っているので
こんな 東北の貧しい家庭が
150水槽を設置するなんて
信じられないだろうが

設置してもらってる当人の方が  
もっと驚いている

帰宅した息子いわく 「水族館スカ?」

許せよ息子、
これからは この水槽を家の中心に
(あまりのでかさに、いやでも中心)
生きて行こうではないか


さて、カネダイ我孫子店様に 発送致しました
お近くの方は ぜひお立ち寄りください


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