店長日記
ハイポーズ
2015年03月09日
小さな15X20X20の水槽
そこがWEBやオークション用の
「撮影水槽」呼ばれるところ
俺たちは そこに移動したならば
もう、仲間の元に戻ることは無い
旅立ちの始まりなのだ
別れは悲しくもあるが
選ばれた自分がちょっと誇らしくもあり
人間達に自分のどこをアピールするか、なんて考えながら
「右を向いて、つぎ左!」との注文にこたえ
ポーズを決めて行く
ところがである
「う~ん」の一言
この「う~ん」で 俺は地獄に突き落とされた
「未だ、ちょっと迫力に欠けるよね。
君はもう少しここで暮らしなさい。」と言う
かくして俺は元の水槽に戻された
プライドが ズタズタだ
恥ずかしくって 顔も上げられない
いわゆる 「デモドリ」ってヤツだ
仲間は何事も無かったかのように
ツマツマを繰り返している
俺は一人 モスの茂みでじっと考える
すると爺さんがやって来て言った
「 お前の美しさは まだまだこれから花開くものじゃよ。
いずれ、それに誰かが気付く、
よしんば 人間にはそれがわからなかったとしても
なんら 恥じることは無い。
胸を張り、力の限り生きよ。
生きていく事、それ自体が美しい事じゃよ」
そうだな 生かされているこの命
他人のハカリで左右されず あるがままに生きてみよう
そこがWEBやオークション用の
「撮影水槽」呼ばれるところ
俺たちは そこに移動したならば
もう、仲間の元に戻ることは無い
旅立ちの始まりなのだ
別れは悲しくもあるが
選ばれた自分がちょっと誇らしくもあり
人間達に自分のどこをアピールするか、なんて考えながら
「右を向いて、つぎ左!」との注文にこたえ
ポーズを決めて行く
ところがである
「う~ん」の一言
この「う~ん」で 俺は地獄に突き落とされた
「未だ、ちょっと迫力に欠けるよね。
君はもう少しここで暮らしなさい。」と言う
かくして俺は元の水槽に戻された
プライドが ズタズタだ
恥ずかしくって 顔も上げられない
いわゆる 「デモドリ」ってヤツだ
仲間は何事も無かったかのように
ツマツマを繰り返している
俺は一人 モスの茂みでじっと考える
すると爺さんがやって来て言った
「 お前の美しさは まだまだこれから花開くものじゃよ。
いずれ、それに誰かが気付く、
よしんば 人間にはそれがわからなかったとしても
なんら 恥じることは無い。
胸を張り、力の限り生きよ。
生きていく事、それ自体が美しい事じゃよ」
そうだな 生かされているこの命
他人のハカリで左右されず あるがままに生きてみよう