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これまで直売所にあまり顔を出す事のなかった工場長が、今回は、全日出席。

｢何で、こんないい個体がここにいるんだ？」とか｢もったいないな！」
なんて、うるさい！うるさい！

万事いい加減な私には珍しい事だが、
価格には絶対の自信（お買い得って意味ね＾＾）を持っている。
グレード分けにはそれなりの基準がある。
一見同じような個体に見えても、あの水槽から生まれた個体と
この水槽から生まれた個体では価値が違う。
また、良い固体でも一定の基準に満たないサイズではワングレード落として
販売する。

不親切とか、意地悪とか思われるかもしれないけれど、
私はお客様の好みを第一に重視する。
｢自分で選んだ個体が、一番好き｣になれると思うから。

ところが工場長がそこにいると、皆さん工場長に頼ってしまう。
工場長が選んだ個体は、確かに良い個体だと思う。
お買い得なベストチョイスと言える。

だけどそれは、あなたが選んだ個体ではない。
自分でチョイスする事を大切にして欲しいなぁ、と思う。
あなたが一番に考えるポイント、例えば「足の色」はたまた「表現」
あるいは「殻の厚さ」　等にこだわって、自分で選んでみて欲しい。
信じたまえ！　どれを選んでも決して損は無い事を。

これは、工場長人気に嫉妬する店長の愚痴である！