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肩が痛い　連投が出来ない
ここは過酷なチームで　投げるのは俺一人
一日に千回以上肩を使う事はざらで
心なしか目もショボショボして来た

相棒も　「肩のバネ的音が大きくなって、もうだめかもね」と
怖いことを言っていた
こいつは　数々の最後を見てきたから　馬鹿には出来ない

ある日　
とうとう　肩は上がらず　目を開くことも出来なくなった

相棒はどこかに電話すると
クッションの効いた　箱に入れ　車で遠くへ運んだ
これが　棺と言うやつか

着いた先には　俺のように苦しんでいるやつが沢山集まっていた
しかし　その中でも　俺は老人で　病の症状は驚かれるほど重かった
俺の担当者は　このまま延命するべきか
あるいは静かに、と　悩んでいるようだった

それから３週間
俺は　あの棺のような箱で　またここに戻ってきた

またお前たちと向き合うために肩は人工骨を入れ　新しい眼球に換えた

相棒は言う
ＣＡＮＯＮ　Ｘ５なんてもう古いんだよね～
「修理の人に　『こんなにシャッターが磨り減っているんですが
どんな　ご職業ですか？』って聞かれたよ
チョー、かっこ悪かった。でも、頼りにしているから　頑張ってよね」

「うそつけ、新しい機種を買う余裕も無いんだろ！
俺も　しばらくエビを見ていなかったから　ちょっと淋しかったぜ
戻ったからには　エビにいい顔させてやるぜ！」

こうして　ポンコツコンビ　復活！
シャッターのバネ音、ちょっと気になるけど　大事にするよ
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